有田焼の歴史

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有田焼の特徴

有田焼について

有田焼は磁器の分類に入ります。薄く軽く、いかにもきゃしゃな印象の有田焼ですが、実は陶器よりも堅く丈夫で、磁器は日常使う食器としては最適です。
磁器は陶器より焼成温度がはるかに高く、その分、原料に含まれるガラス状の成分がよりよく溶融し、もとの鉱物に近い堅さになろうとします。このため、光を通すほど薄く作っても、磁器は優れた強度を持つようになり、指で弾くとチンチンと金属音がするほどです。
また、土を成形して焼く陶器に対し、磁器は長石分の多い陶石という石の粉と磁土を混ぜて成形するため、磁肌のきめも細かくなり、なめらかな手触りを楽しめます。

磁器の特徴として、素地が白いということも上げられます。そのため、鮮やかな絵付けがとても映えます。
有田焼の素地は一般的に透き通るような純粋な白が特徴ですが、それには輸出の歴史が背景にあります。上記の有田焼の歴史で述べたように、海外に盛んに輸出が行われたのですが、その際、貿易を行ったオランダ連合東インド会社の厳しい要求にこたえようと陶工が開発に開発を重ねた結果、完成したのが雪のように白い素地なのです。

磁器の創成は、朝鮮人陶工・李参平が、有田で苦心試焼の結果初めて白磁器の製作に成功したのが、我が国初めての磁器であり、元和2年1616年と伝えられています。
その後、海外に輸出され、「IMARI」と呼ばれた有田焼は、ヨーロッパはおろかトルコ・イスラムの王侯にまで珍重され、純金と同じ価値で取引された言われます。なかでもヨーロッパの貴族には熱狂的なコレクターが多く、領国で有田焼にならった磁器を開発させたザクセン侯国のアウグスト強王は、十数個の磁器と兵士数十人を交換したという伝説まで残っています。

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